デグーと猫と幸せとホルモン(オキシトシン)分泌

デグーと猫

久々の3連休。私はデグーと猫、特にデグーのココとべったり過ごしています。昨日は合計16時間くらい一緒にいました。普段はなかなかココが満足するくらいに一緒にいられないので、こんな時にこそ思う存分べったりしてもらうつもりです。

前回の記事で、猫のユミとのスキンシップでストレスによるハゲを治した話を書きました。

家の猫がストレスでハゲた時の、治療費と治した方法
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幸せホルモンの「オキシトシン」はスキンシップと強い関係がある事がわかっています。

ストレスホルモンと幸せホルモン

以下に書くのは哺乳類共通のホルモンです。
デグーと猫はもちろん、私たち人間にも分泌されているホルモンなので、自分に当てはめて考えると、デグーと猫の状態を理解する手がかりになると思います。

ストレスホルモンの代表「カテコールアミン」「コルチゾール」

ストレスホルモンは、ストレスの原因から体を守るために分泌されます。なので、必要なときに必要なだけ分泌されるぶんには、とても有益なホルモンになります。

カテコールアミン(カテコラミン)は、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの総称です。

たとえば目の前のモノが急に倒れた時に「逃げなきゃ!」と、とっさに体が動いたり火事場の馬鹿力に代表されるように、イザという時に信じられない力で大事な人を救い出したり…
このような、緊急のストレス反応で、重要な役割をはたしてくれます。

コルチゾールは、かなり大ざっぱに書くと慢性的なストレスに関係します。

苦手なものが近くにある、ずっと寂しい、居心地が悪いなど、つらい状態が長い間続いた時に、必要以上の量が分泌され続ける事になります。

もちろんコルチゾールも哺乳類にとって必要なホルモンで、血糖値の維持、炎症の抑制、エネルギー代謝の制御などに関係しています。

慢性的に多く分泌された場合

・糖尿病
・高血圧
・免疫力の低下
・過食
・いらつき
・肥満
・不眠

などの症状を引き起こします。

人間でも、職場や学校などで嫌な状態がつづいたら、甘い物を食べまくったりずっといらいらしたり、眠れなくなったりしますよね。

あんな嫌な状態を大切なペット達に味あわせないためにも、慢性的なストレスを取り除いてあげて、コルチゾールを分泌させすぎないようにしてあげたいですね。

注)コルチゾールの値が高い「クッシング症候群」はストレスとは違う原因が考えられるものです。

 

幸せホルモンの代表「セロトニン」「オキシトシン」

セロトニンは、不足するとうつ病になるという事で知れれている物質ですよね。(関係ないという説もあります)恐怖を抑え、幸福感を高めてくれます。
先に書いた緊急のストレスのための、カテコールアミンの暴走を抑えてくれすので、カテコールアミンによる不調に有効に働くと考えられます。

セロトニンの多くは腸で作られるので、ペット達の腸内環境に気を付け栄養バランスの整った食事を与えてあげてくださいね。

オキシトシンは「愛情ホルモン」「恋愛ホルモン」とも言われています。大好きで信頼している人とのスキンシップにより分泌されます。(赤ちゃんと母親、仲のいいカップルや夫婦など)

猫を撫でると人間のオキシトシンが分泌される話が有名ですが、ペットの猫が信頼する飼い主に撫でられたのなら、人間にも猫にも分泌されますね。

 

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「だっこされると幸せな気分になるからだっこして!」「…え?」

そしてさらにすごい所は、慢性ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑制してくれる事です。その上、セロトニンの分泌まで促してくれます。

急激に分泌されるカテコールアミンは、値が下がるのも早いのですが、慢性的に分泌されたコルチゾールは値が下がるのにも時間がかかります。

慢性的なストレスの原因が取り除けるならそうしてあげて、是非幸せを感じるようなスキンシップをたくさんしてあげてくださいね。(本人が望まないスキンシップなら逆効果なので注意が必要です)

オキシトシンはストレス耐性を上げる

ストレスの原因が取り除けないときは、やはりあります。例えば、家の近くで長期間工事をしていてそれがストレスになっている等です。

でも安心してください。オキシトシンが分泌される事ににより、ストレスに対して耐性ができます。

想像してみて下さい。

パターン1
ここ最近ずっと、机の上が散らかっていて片付かない。残業をやり続けてもまだあの嫌な仕事は終わらない。今日はは休日出勤。妻は「どうせ仕事なんでしょ?」と娘と共に泊まりの旅行に出かけるらしい。あ~あ、仕事に行きたくないなぁ…。

パターン2
昨日は久々に家族とテーマパークに出かけた。残業続きで疲れている自分を思って、運転は妻がしてくれた。ありがたい。
もうすぐ10歳になる娘。ずいぶん大きくなったと思っていたが、「お父さん、お父さん」とはしゃぐ姿はまだまだ子供だ。見ているだけで目じりが下がってくる。
帰りの車の中で娘は、自分の肩に頭をもたげて寝てしまった。その寝顔を見ていると娘が生まれた時の喜びが、鮮明によみがえってくる。
楽しい休日はあっという間に終わり、今日からまた仕事の日々。でも、娘のため家族のために頑張るそ。

上記の状態で、通勤電車の中で足を踏まれて相手に謝られた時に、

パターン1なら相手を睨んでしまうほど腹が立つはずですし。
パターン2なら、いいんですよ~。全然痛くないし気にしないでくださいね。と言いながらにこやかに微笑んでしまうと思います。

パターン1はストレスホルモンのコルチゾール優位
パターン2は幸せホルモンであるオキシトシンが優位な状態になります。

極端な例を書いてしまいましたが、幸せホルモンが優位な状態ではストレスに強くなるという事が想像してもらえたのではないでしょうか。

ペット達に愛情を一杯感じて幸せな気分になってもらえれば、こんな感じに多少のストレスは気にしないでいてくれるようになります。

オキシトシン分泌量についての私の考察

「人肌恋しい季節」という言葉があるように、寒くなると寂しい気持ちになりやすい状態になります。

体が冷えすぎると、生命の危機になる事さえあるので、集まって暖をとろうとする人間の本能が働いている事が影響していると思われます。

猫のユミも、夏と冬では、私にくっついてくる時間がかなり違います。もちろん冬の方が長くなります。

「犬と猫が飼い主と遊んだ時の幸せホルモンの分泌量は、犬は猫よりも5倍多い」という実験結果があります。あれが、冬にテリトリー内で飼い主とぬくぬくの布団の中という実験だったら、猫もかなり高い数値だったのでは?と思うのです。

安心出来て好きな相手や場面でのスキンシップが、オキシトシンの分泌量を高めると思います。

それと同時に、そんなにスキンシップを必要としない場合は、
オキシトシンがあまり分泌されない=本能的にスキンシップを必要としない
という事ではないかと考えられます。

大人のハムスターなどは、そんなにスキンシップを必要としてきませんが、(中には甘えて来る子もいるみたいですが)デグーは、対象が仲間か飼い主か、の違いはあれどものすごくスキンシップを求めてくる子が多いですよね。

アンデス高原の穴の中で、寒い時にくっついて暖をとったり身を守ったりという仲間を必要としていた生活での遺伝子が、スキンシップによるオキシトシンの分泌量を多くしているのだと思います。

 

だっこ2

やっぱりこの猫のモフモフ加減が人間にとってもデグーのココにとってもオキシトシン分泌のポイントなのでしょうね。

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