デグーの「かまって」の要求をどこまで聞く?私が考える犬とデグーの大きな違い

デグーと猫

私は幼少の頃から、親が動物と縁がある人なので(拾ったりもらい受けたり)ある程度いろんな生き物と過ごす機会がありました。ド田舎住まいの経験も重なって、それこそシーモンキーからヤギ(←毎日散歩に行っていました)までです。残念ながら猿と暮らした経験はありません。

私が主体でお世話したのは、デグーと猫とハムスターだけなので他の生き物について詳しいわけではありませんが、それでもなんとなく「こんな性格」みたいな物は感じました。

そんな中で私がずっと感じているのは。ペットとして犬はものすごく特殊な動物なのだという事です。

なのに、(最近は猫に人気を抜かれつつあるのかもしれませんが)一番メジャーなペットでもあります。

犬がメジャーであるが故に、他のペットについても、犬の飼い方━特にしつけ方を基本にして考えられている場合がある事に対しては、違うんじゃないかなぁと思っています。

そしてその考え方が、ペットや飼い主を幸せから遠ざける事もあると感じています。

私が犬を特殊だと感じる点

それまでの生活環境の関係もあるので、もちろん全ての犬にあてはまるわけではありませんがこういう傾向が強いと経験上感じています。

弱みを見せて同情をもらう

例えばデグーが具合が悪そうにしていたら、かなり病状が進んでいると言われています。猫でもそうです。多少の具合の悪さは隠す傾向にあります。弱肉強食の自然界で弱った状態を敵に見られたら狩られるから、というのが理由のようです。

犬はどうでしょうか?犬は痛かったり具合が悪かったりすると、大げさなくらいに教えてくれます。

こんな事がありました。公園のベンチで座っていると目の前を小型犬が歩いてきました。飼い主さんは少し離れた所で休憩中です。

その犬がほんの少し、足を気にして歩いている感じだったので
「どうしたの?足が痛いの?」
と声をかけました。そうしたら少しずつこちらに近づいてきたのですが、だんだん歩き方が酷くなってきています。まるで片足の激痛に耐えながら歩いているかのようです。

そして嬉しそうに、気にしている原因の場所を(足先でした)私に見せてきました。

ちょっと気になる足でもアピールして、やさしくてもらおうと思ったのですね。可愛い奴め。

要求の上限がないので上限を決めなければいけない

食べ物に対して卑しいペットの代表格になれそうなデグーですら、お腹一杯になればそれ以上は食べません。適当なところで切り上げて備蓄に回します。

自然界で狩りをする動物は必要以上に狩りをしないと言われています。自然界のバランスを崩さないように、多くの生き物は要求への上限が設定されているのですね。

それに対し、訓練されていない犬は際限鳴く食べます。お気に入りのドッグフードがお皿にこんもり盛られようものなら、お腹を壊したり吐くまででも食べます。

デグーでもペレットを体重の5%を基準に与えるように調整したりしますが、犬の食事の調整はそんなレベルではないような感じです。

人間に対しての要求にも上限がないので、人間に従うことを教えなければいけません。

犬飼いさんでも、「大変で面倒くさい」と言う人もいますが、きちんと訓練された犬はそんな苦労の甲斐あって賢く礼儀正しくその姿を見るだけで惚れ惚れしてしまいます。

注)食べ物の要求に関しては、人間用のもの等その生き物にふさわしくないものをあげて快楽の感受性をいじった場合は除きます。

つまり犬は人間に近い生き物

デグーにしつけは必要か?
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この記事で、人間にはしつけが必要だけれどデグーには基本的にしつけは必要はないのではないかという事を書きました。

人間も欲にはあまり上限がない生き物です。

欲深さで身を滅ぼす事や、身の丈以上の財産を持つ事の大変さを知らなければ、お金はいくらでも欲しい、もっと!もっと!となります。(知っていてもやっぱりもっと欲しいですが…)

 

デグーの「かまって」の要求はどこまで聞けばよいのか?

結論を書くと

要求の聞ける限界までとことん聞いてあげるのがいいと思っています。

要求にもいろいろあって、危ない場所で遊びたいとか美味しいえん麦もっとちょーだいとか、そんな要求は制限してください。デグーちゃんの身の安全は飼い主さんが守ってあげましょう。

家のココはベタ慣れで、1日8時間は一緒に過ごしたがります。それを人に話すと言われる事があるのが

「最初に甘やかしすぎたんじゃないのー?」という事です。

いや、最初は甘やかしてないし! 1日3時間しか構わなかったからストレスでハゲたし!という私の個人的な脳内ツッコミは置いておいて

甘やかしたから増長した、という発言が犬のしつけ(もしくは人間の子供の教育)を基本にしているからこその考え方なのだろうと思うわけです。

デグーには要求の上限があるので、人間側でそれを設定する必要はありません。「かまって」の催促にはキリがないようにも見えますが、その場合は単に人間が想定しているよりかまって欲しがっているだけの事で、上限はあります。

ちなみに、家のデグーのココが幼少の頃の上限は1日15時間くらいでした。下限は10時間で、それより少ないのは耐えられない!という感じでした。

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この記事を書いている最中のココです。私の首下あたりで撫でられながらウトウトしていました。おかげでこの記事の半分以上が片手で文字を打っています。

「かまって」の要求がかなえられない時は?

デグーちゃんのかまってほしい時間と、飼い主さんがかまえる時間が釣り合っているなら問題はありませんが、飼い主さんがかまえる時間がデグーちゃんの要求時間より短い場合があります。

飼い主側にも都合があります。眠る必要もあれば、仕事や学校などの用事もあります。残念ながらデグーちゃんの要求を全て叶えるわけにはいきません。

そういう時は、デグーちゃんに可能な限り我慢してもらうしかありません。

デグーちゃんにしつけをして我慢を覚えさせるのではありません。譲歩してもらうのです。

ココは1日15時間くらい一緒にいたいけれど、10時間までは譲歩してくれました。(大人になった今は8時間くらいにおさまっています)ココがそこまで譲歩してくれたので私も譲歩しました。睡眠時間を削ったりです。

ここまでベタ慣れのデグーを迎えてしまったのなら、デグーの限界と飼い主の限界をすり合わせ、試行錯誤する事でどう生活していくかを決めていくしかありません。

デグーちゃんの我慢の限界よりもかなり短い時間しか構えないとなると、大きなストレスを抱えてしまいます。自傷行為を繰り返してしまう事もあります。粗末に扱われているショップの子のように、死んだ目で日々を過ごすようになるかもしれません。

犬とデグーのしつけを同じに考える事の問題点

デグーに「心を律する為に厳しくする」必要性を私は感じていません。要求に上限があるという事は、もともと自分を律する心を持っているからです。

言い方を変えると、要求の上限を飼い主が設定しなおすのは難しいという事でもあります。

危険な事や迷惑な事は覚えてもらった方がいいので注意する事はあっても、必要以上に厳しくするという事は

デグー側は「楽しく過ごしたいのに冷たくされた」
飼い主側は「ベタベタ可愛がりたいけれど、やさしくすると増長するから少し厳しくしなきゃ」
となるわけで、双方共の幸せが見えません。

厳しくする事でデグーちゃんが訓練された犬のようになる事を想定しているのなら、そう訓練出来なかった自分自身を責めてしまうかもしれません。

私は、デグーにも猫にも叱りません。ただしたまには怒ります。(しつけとしては最悪だという事はわかっています)兄弟同士で、その毛づくろいは痛いよ!とかそんなノリです。

私は面倒くさがりで、主人として従わせるつもりもなければ下僕のように仕えるつもりもないのでこうしています。同列の仲間程度に気を使ってくれればそれでいいと思っています。

 


生き物の話なので、100%ではなくそういう傾向が強いというニュアンスで読んでいただければと思います。

もちろんデグーちゃんと飼い主さんの関係は多種多様あり、それは違うと感じる方もいらっしゃると思いますが、こういう考え方もあるという事で…。

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